木曜日, 11月 26
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転職回数と社会的な評価の関係について

転職回数が多い人は社会的な評価が低くなるのが従来の常識でした。これは終身雇用が当たり前だった時代に生まれた価値観が基になっています。1つの会社で長く働いていると年数に応じて評価が上がるのが終身雇用の特徴です。そのような社会で転職を繰り返す人は我慢が足りない、1つの職場に長くいることができない事情を抱えているなど、何らかの問題があると見なされるのが普通でした。
しかし、現在では景気の変動や価値観の多様化によって終身雇用のシステムがほぼ機能しなくなり、転職が当たり前の行為と見られるようになってきています。特に外資系の企業の増加は転職への忌避感を減らすのに大きな影響をもたらしたとされています。

外資系の企業は個人主義の傾向が強く、会社への在籍年数よりも仕事の質が評価の基準になっています。そのため、転職をマイナスの要素と見なす考え方が存在しません。転職回数に関係なく、現在取り組んでいる仕事の結果次第で評価が決まるのが外資系の企業の考え方です。その考え方が日本社会全体に広まり、現在では転職回数の多さを理由に社会的評価が下がるケースは少なくなっています。
その一方で転職に至るまでの日数が問題視される風潮は依然として残っていることから、働くことへの価値観や常識は古いものと新しいものが混在している状況になっています。転職は労働者に認められた権利なので、本来なら第三者にいろいろと言われる筋合いはありません。しかし、未だに転職という行為そのものを異端視する考えは少なからず残っているため、転職を検討している人は注意が必要になります。